介護職は収入が低いから結婚は難しいとのイメージは、必ずしも正しくはないでしょう。
実際に介護の仕事に従事しながらも家庭を持っている人は多いのです。
また夫婦で生活できる収入が得られるかどうかという心配があるなら、共働きという手もあります。
近年では夫婦が共に仕事を持つケースは珍しくはなく、もし介護の仕事で満足できる収入が得られなかったとしても十分に生計が立てられるでしょう。
ただし共働きで生計を立てることを考えるなら、結婚前に相手の了解が必要です。
将来の仕事や生計の立て方について夫婦の間で意思疎通ができていないと、後にトラブルに発展しかねません。
加えて、共働きで結婚後の生計を立てる予定であるならば、将来的に子供が生まれた場合に備えて子育ての方法についてよく話し合う必要があります。
夫婦が共に仕事を持っていると誰かに子供の面倒を見てもらう必要があり、都合がつかずに仕事を辞めざるを得ない事態にもなりかねないため注意が必要です。
保育施設を探すため苦労している夫婦は世の中に多く、また両親に子供の面倒を見てもらえる夫婦であっても将来的に事情が変わり育児施設を探さなければならなくなる事例は少なくありません。
近年は託児所を完備している介護施設が増え、夫婦が共に働きながら子育てできる環境は整いつつあります。
これから介護職の就職先を選ぶなら託児所や育児休暇など、夫婦で働きながら子供を育てる福利厚生の充実している職場を選んだ方が、仕事と家庭の両立がしやすいでしょう。